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横浜地方裁判所の「喫煙室」を撤去せよ!

 「タバコ病をなくす横浜裁判」の口頭弁論を毎回傍聴してきましたが、5階フロアの隅に「喫煙所」が設けられており、フロア全体にタバコの臭いが漂っていたので、同地裁裁判長に、たびたび撤去を申し入れてきました。この裁判の傍聴参加者の中で、化学物質過敏症の方は、このフロアに足を運ぶことさえできず、傍聴の機会が奪われていることも訴えてきました。タバコの臭いのあるところ、4000種類以上もの化学物質が存在し、さらにPM2.5(微小粒子状物質)が空気汚染の原因となっていることも、産業医大・大和浩教授の追及で判明していることなどを同氏の資料を添えて同地裁に強く訴えてきたのです。しかし、現在でもこの「喫煙所」がそのまま存在しており、タバコの臭いが漂っているようです。
 これまで行われてきた多くの意識調査・アンケートなどによれば、喫煙者の70%以上は内心「やめられればやめたい」と思っていることが明らかとなっています。さらに、故平山雄博士によれば、「医学的・心理学的な設問を加えれば、喫煙者の90%以上が禁煙願望を持っている」と力説していました。従って、厳しい喫煙規制は、タバコの煙に悩んでいる多くの非喫煙者を救うと同時に、「やめたい」と悩んでいる喫煙者の禁煙への大きな動機づけにもなり、灰皿や喫煙所を設けていることは、時代の流れ、世界の趨勢に全く逆行する行為ではないでしょうか。
 横浜地方裁判所は、口頭弁論に参加する原告、被告、そして傍聴者のための健康・生命を重視してこの「喫煙所」を、早急に撤去すべきです。 2005年2月27日に発効し、今年で14年目を迎えるWHOの「タバコ規制枠組条約」(FCTC)では「100%の無煙環境」を各国政府が責任を持って実現することを締約国会議で決議しており、ここ数年、先進国だけではなく、多くの発展途上国でも、職場、公共の場、交通機関、飲食店(バーを含む)、ホテルなども全て「全面禁煙」が実施されており、これが喫煙者・非喫煙者双方の健康と生命を守る大きな目的となっているのです。
  「やめたい」と思いながら、ニコチンの強い依存性によって禁煙できないスモーカーにとって、最も有効な対策は「全面禁煙のルールを作る」ことです。
 横浜地裁には再三「喫煙所撤去=庁舎内全面禁煙」を要望してきましたが、「法の番人」と言われる裁判所が、いつまでも「健康増進法」に違反している現状について、抗議の声を上げていきたいと思っています。

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歩行喫煙・ポイ捨て禁止のキャンペーンを!

  
■歩行喫煙・ポイ捨て根絶のキャンペーンを!
 昨年4月~5月にかけて、京王線芦花公園駅周辺のタバコの吸い殻を拾って歩き、5月31日の「世界禁煙デー」までを一つの区切りとして実施しました。1日平均100本を超す吸い殻の中には、火のついたままのものも毎回数本は見受けられました。最近、山火事や家屋の火災で「タバコの火の不始末」というのがかなり多くを占めていることが「消防白書」でも指摘されています。
 これまでの、数多くの意識調査・アンケートでは、喫煙者の7割以上が、内心「やめたい」と思っており、さらに医学的・心理学的な設問を加えると、実に9割以上が「禁煙願望」を持っていることも判明しています。従って、厳しいタバコ規制は、非喫煙者の受動喫煙被害を無くすと同時に、喫煙者の禁煙を促進する側面があることを理解すべきです。
 WHOでは2005年2月、公衆衛生分野の初の国際条約として「タバコ規制枠組み条約」を発効させ、「100%煙のない社会環境」を国・自治体・民間企業が責任をもって推進していくことを促しています。 東京五輪の開催を控え、受動喫煙被害の根絶と火災予防の観点からも「歩行喫煙⇒ポイ捨て禁止」の徹底的なキャンペーンを行う必要があると思います。
 この問題、保坂展人世田谷区長にも何回か要請しており、同区の環境政策部から「対策を検討中」という返事の結果、昨年10月、ようやく歩道上に「歩行喫煙・ポイ捨て禁止」のプレートが掲示されたのですが、実態はほとんど改善されていません。
 今年、1月1日、昨年の道順に沿って吸い殻を拾って歩いたところ、何と379本というこれまでの最高本数の吸い殻を拾いました。世田谷区民のモラルは地に落ちています。
※(写真=1月1日に芦花公園駅の周辺を約20分ほど歩いて拾ったポイ捨て吸い殻)
      
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大自在荘通信

■星野仙一さんの死に思う
星野仙一さんが70歳で亡くなっていたことが分かり、全てのメディアが大きく同氏の死を悼んで報道しています。星野氏の死因は膵臓がんだったそうですが、70歳という年齢でこの世を去ることとなった原因には、星野氏の“喫煙”が大きなウエイトを占めていたことについて、どのメディアも全く触れていないのはなぜでしょうか。
星野氏だけではありません。これまで多くの元野球選手が、50代や60代で亡くなっているケースを見ますと、その多くの方々がタバコを吸っていたことが判明しています。
野球選手以外の著名な方々、作家、評論家、俳優、タレントなどの場合も、若くして死去している方々の共通の問題として「喫煙」が挙げられます。石原裕次郎、鶴田浩二、川口浩、中村八大、開高健、川上宗薫、五味康祐、手塚治虫、野添ひとみ、山際淳司、二子山親方(元大関貴ノ花)、松田優作、三波伸介などなど枚挙にいとまがありませんが、この方々がなぜ若くして死亡したかの最大の原因は「タバコ」だったことは間違いない事実です。(敬称略)
■アメリカ大リーグ選手とタバコ
現在、米大リーグ選手でタバコを吸っている選手はほとんど見かけません。1980年代までは、噛みタバコを吸っていた選手がかなり存在していました。頬を膨らませながらバッターボックスに立ったり、ピッチャープレートの上で口をモグモグ動かしながらピッチングをしていたシーンを思い出します。いま、そんなシーンにお目にかかることはありません。アメリカ人全体の成人男性喫煙率が低いこともありますが、米公衆衛生局をはじめ、全米医師会、米がん協会、肺協会(わが国の結核予防会)、心臓協会はじめ医学団体の全てが、喫煙の危険性を広く国民に知らせる努力を行っており、またメディアもこれを全面的にサポートし、タバコ問題の解決に向けて国全体が一定の方向をめざして「無煙社会」を実現させようと動いているからです。
 今後、まだ喫煙しているプロ野球選手に対しては、ぜひ青少年の手本となるよう、タバコを吸わない生きかたを選択していただきたいと思います。それは結局、バッティングの成績を向上させ、投手成績を上げ、守備の好プレーを生み出し、自身の選手生活を長続きさせるもっとも重要な要素となっていることを、球団のオーナー、監督、コーチの方々はきちんと教えていくべきです。ファンもまた、タバコを吸わない選手を応援していきたいですね。


今年から「ブログ」を始めます。ブログのタイトルは「大自在荘通信」にしました。
これは、私の郷里・福島県南会津町(旧田島町)の築200年という旧家の奥座敷に「一生大自在」という額が掲げられていたことからのネーミングです。この書の書き手は犬養毅で、祖父渡辺新(あらた)の青年時代に贈られた額でした。10年前、この家を守ってくれていた父の妹、多鶴子叔母が他界し、以後、毎月上旬、1週間ほどこの家に行って家の手入れ、庭の雑草刈りなどに汗を流すこととなったのです。そこで、この旧家に「大自在荘」という筆字の看板を掲げていたところ、やはり10年前に松戸市から移住してきた齋藤久武氏が、特殊な腕を振るって、1枚の厚い板を使ってこの「大自在荘」の看板を作って下さいました。
 この家は、8畳間が二つ、16畳、6畳、4畳半、寝室、広い縁側、広い土間などがあり、屋根は茅葺きの上にトタンを乗せたもので、先祖は「会津御蔵入8万石」の苗字・帯刀を許された庄屋だったそうです。
 「ブログ」を始めるに際し、タイトルをいろいろ考えていたところ、「老人はゆく」というタイトルでユニークなブログを書いている仲井富さんから、「大自在荘通信にしては…」とアドヴァイスをいただきました。現在ライフワークとなっている「禁煙運動」を中心に、反原発、反権力、自然保護などを中心テーマに、随時心境を吐露していきたいと思います。
皆さまのご意見、ご指導をよろしくお願いいたします。

大自在荘通信

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