たばこの煙のない社会を
高校生 渡辺けいな(横浜市)
高校2年生になってから、横浜市内の公共施設の屋外でアルバイトをしています。そこで働いている人たちは、私の祖父母世代が多く、私のような若い世代は少ないです。
屋外での仕事でもあり、合間に休憩を取る場所も、少しばかりの屋根と幾つかの机と椅子があるだけの、ささやかな空間です。
ところで、私は未成年でもあり、たばこの煙が大嫌いです。
前回のバイトの際のことでした。同じ所で働いている50代くらいの男性が、休憩中に私の座っていた机でたばこを吸い始めました。続いて、近くにいた男性も吸い始めました。一度だけならまだしも、私が休憩に行くたびに、その人たちは喫煙していました。
受動喫煙が大きな社会問題になっていますが、たばこの大嫌いな私にとっては、とても苦痛でした。しかし、私は働き始めたばかりで、何も言うことはできませんでした。せっかくの休憩時間もゆっくり、くつろげませんでした。
どこへ行っても、たばこの煙を吸うことのない社会にしてほしいです。
【神奈川新聞 2018年7月27日:「読者のページ」】
スポンサーサイト