篠田桃紅(とうこう)さんという方の本を読みました。
本のタイトルは『103歳になってわかったこと』―人生は一人でも面白い―というサブタイトルがついています。この本は2015年の発行でしたから、3歳プラスすると現在は106歳ですね。プロフィールを見ると、「美術家/1913(大正2)年生まれ。東京都在住。墨を用いた抽象表現主義者として、世界的に知られており、今も第一線で制作している」とありました。
因みに「作品を収蔵する主な美術館」を見ると、米ボストン美術館、メトロポリタン美術館、スミソニアン博物館をはじめ、米国の主要な美術館やイギリス、オランダ、ドイツ、イスラエルなど多くの海外の美術館・博物館や国内では国立近代美術館、岐阜県美術館などなどに同女史の作品が展示されており素晴らしい活躍ぶりが伺えます。
以下に、この本の篠田さんの「言葉」の中から、私がとても素晴らしいと思った10の言葉を紹介します。それぞれにコメントがあるのですが、それは長くなってしまいますので、省略させて頂きます。
40年間、禁煙・嫌煙権運動に取り組んできた小生にとっても、実に参考となる「言葉」の数々です。
・「日々、違う。生きていることに、同じことの繰り返しはない」
・「食べ過ぎてもいけないし、少な過ぎるのもいけない」
・「夢中になれるものが見つかれば、人は生きていて救われる」
・「受け入れられるか、認められるかよりも行動したことに意義がある」
・「真実は見えたり聞こえたりするものではなく、感じる心にある」
・「幸福になれるかは、この程度でちょうどいい、と思えるかどうかにある」
・「人との競争で生き抜くのではなく、人を愛するから生きる」
・「志ある友は、友であることが誇らしい気持ちになる」
・「知識に加えて、感覚も磨けばものごとの真価に近づく」
・「運命の前では、いかなる人も無力。だから、いつも謙虚でいる」
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