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大自在荘通信

■星野仙一さんの死に思う
星野仙一さんが70歳で亡くなっていたことが分かり、全てのメディアが大きく同氏の死を悼んで報道しています。星野氏の死因は膵臓がんだったそうですが、70歳という年齢でこの世を去ることとなった原因には、星野氏の“喫煙”が大きなウエイトを占めていたことについて、どのメディアも全く触れていないのはなぜでしょうか。
星野氏だけではありません。これまで多くの元野球選手が、50代や60代で亡くなっているケースを見ますと、その多くの方々がタバコを吸っていたことが判明しています。
野球選手以外の著名な方々、作家、評論家、俳優、タレントなどの場合も、若くして死去している方々の共通の問題として「喫煙」が挙げられます。石原裕次郎、鶴田浩二、川口浩、中村八大、開高健、川上宗薫、五味康祐、手塚治虫、野添ひとみ、山際淳司、二子山親方(元大関貴ノ花)、松田優作、三波伸介などなど枚挙にいとまがありませんが、この方々がなぜ若くして死亡したかの最大の原因は「タバコ」だったことは間違いない事実です。(敬称略)
■アメリカ大リーグ選手とタバコ
現在、米大リーグ選手でタバコを吸っている選手はほとんど見かけません。1980年代までは、噛みタバコを吸っていた選手がかなり存在していました。頬を膨らませながらバッターボックスに立ったり、ピッチャープレートの上で口をモグモグ動かしながらピッチングをしていたシーンを思い出します。いま、そんなシーンにお目にかかることはありません。アメリカ人全体の成人男性喫煙率が低いこともありますが、米公衆衛生局をはじめ、全米医師会、米がん協会、肺協会(わが国の結核予防会)、心臓協会はじめ医学団体の全てが、喫煙の危険性を広く国民に知らせる努力を行っており、またメディアもこれを全面的にサポートし、タバコ問題の解決に向けて国全体が一定の方向をめざして「無煙社会」を実現させようと動いているからです。
 今後、まだ喫煙しているプロ野球選手に対しては、ぜひ青少年の手本となるよう、タバコを吸わない生きかたを選択していただきたいと思います。それは結局、バッティングの成績を向上させ、投手成績を上げ、守備の好プレーを生み出し、自身の選手生活を長続きさせるもっとも重要な要素となっていることを、球団のオーナー、監督、コーチの方々はきちんと教えていくべきです。ファンもまた、タバコを吸わない選手を応援していきたいですね。


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コメント
スポーツ選手にとって身体は資本のはず
渡辺さん、ブログ開設おめでとうございます。

かつて巨人軍で活躍していた加藤初投手の死にあたって、私も記事を書いたことがあります。
http://blog.goo.ne.jp/kituenwokangaeru/e/b9935fda1ae100fcbbd03fbb9614db05
スポーツ選手にとって身体は資本であるはずです。
タバコは身体を傷つける物だとわかっていながら喫煙をやめられないのは依存症であることや、受動喫煙によって他選手の身体をも危険に曝していることを理解して、喫煙する選手は一刻も早くタバコをやめて、自分の身体だけでなく周囲の人のことも大切にしてほしいですね。
そのためには、選手の自力に任せるのではなく、所属チームが選手に対して、タバコの害について研修させるシステムを設け、積極的に禁煙支援を行うことが肝要だと思います。
喫煙を野放しにしておくのではなく、選手たちの競技生活をいかに充実したものにするかを考えることこそ、選手を大切にしていることになり、結果的にチームに還元されることになるのですから。
2018/01/08(月) 20:40 | URL | 荻野寿美子 #-[ 編集]
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