2019年1月20日から“Think Globally, Act Locally!”(地球規模で考え、足元から行動を!)と、“Never Give Up!”(諦めないぞ!)を念頭に、世田谷区の京王線・芦花公園駅周辺の「タバコの吸い殻拾い」を始めてから満3年を超え、作日1000日目を迎えました。拾った総本数は59,125本でした。3年間の1日平均本数は59本となっており、期せずして昨日1000日目の本数も59本でした。急行の止まらない小さな駅の周辺で、朝の散歩の際の30分間にこれだけの本数が落ちているということは、全国的には一体何百万本・何千万本が捨てられているのでしょうか。家庭・自治体・街頭・公園等で捨てられた吸い殻は、毎日、全国の清掃工場で燃やされており、汚染物質が大気中に放出されています。また排水溝に捨てられた吸い殻は、河川・湖沼を汚し、最終的には海を汚染しています。タバコ会社は、自社の製品が使用された後、全国各地で“ポイ捨て“されていることに対し、「罪の意識」が無いのでしょうか?また、コンビニ各社は、販売している商品が、これまたポイ捨てされていることについて、どう思っているのでしょうか?また、タバコだけではなく空き缶、空き瓶、紙くず、レシート、マスクなどの「ゴミ」のポイ捨てもひどいものです。
コンビニ各社、ビールメーカー、飲料メーカーなども、タバコ会社、コンビニ各社と話し合って、「ポイ捨て禁止キャンペーン」に取り組むべきではないでしょうか。なお、タバコ会社は「吸い殻買い取り制度」(一種のデポジット制度)を設けて、1本1円でいいから引き取ることを考えるべきです。街の美観を損ない、河川・海を汚染している“タバコポイ捨て問題”の9割以上は解決するはずです。
2022年3月20日
※「新型モク拾い」=第二次大戦後、タバコの無い時代に、ポイ捨てされたタバコの吸い殻を再生して闇市で売るための拾い集めを「モク拾い」と呼んでいました。これに対し私たちの活動は、「タバコを無くすことを目的としている」として、「タバコ問題を考える会・千葉」の中久木一乘氏が「新型モク拾い」と名付けて提唱しています。(渡辺文学)
スポンサーサイト
« 渡辺文学 「健康戯れ詩」(3/22改訂版) l ホーム l 映画『ダーク・ウオーターズ』を観て »